Thursday, October 15, 2009

「地産外商」か、「地産他消」か。

昨日の日経新聞で、ぐるなびの地産他消についての全面広告が
掲載されていました。
2日間頭の片隅で「地産他消って?」と考えていました。
気になったのは、単純に言葉の持つ力についてです。

常日頃仕事で「地産地消」はよく聞きます。
地元で採れた生産物は地元で消費しようというスローガンです。
高知県では、本年度より産業振興計画に基づき、地産地消の徹底と地産外商の推進も提唱されています。
以下が産業振興計画とりまとめの抜粋です。

■地産地消の徹底
第1 の改革の方向は、「足下を固め、県外市場に打って出る」ことです。
具体的には、まずは「地産地消」を徹底することで、県内産業の力を強めます。なかでも、「消費面での地産地消」、すなわち、地域のものをその地域で使う仕組みの強化や、県内最大の消費地である高知市への流通・販売の展開、さらには、ものづくりをできる限り県内の生産者の間で行う、「ものづくりにおける地産地消」を進めます。
■地産外商の推進
そのうえでなお、県内市場が人口減少等により縮小し続けていることを踏まえれば、本県の持つ素材の強みを活かして活力のある県外市場への展開を積極的に図っていく必要があります。本県の持つ強みを活かして地産外商を進めていくため、官民協働で推進する体制を整え、県外・海外の市場を視野に入れた市場戦略の樹立と経営拡大を進めます。

高知県内市場は縮小し続けており、このままでは地産地消だけでは成長も限られるとして、県外に打って出ようと県全体での取り組みが始まっています。私も仕事で少し?関わってます。

言葉として、常日頃から「地産外商」と使っていましたが、インパクトとして、県外の方々、関東や関西の大消費地に対して訴求力があるのかという意識を持っていました。

もしかして、「地産外商」という言葉を使っているのは高知だけではないかと。
県外へ売り込む姿勢は伝わってきますが、「地産他消」の方が意味が伝わりやすいのでは。
ちなみに、「地産外消」ではありません。

「地産他消」はローソンが使っています。
コンビニ弁当でおなじみです。
コピーとしてはこちらが先行しています。


言葉の意味を考えてしまいましたが、高知の素晴らしい食材を、高知だけに留めておくのはもったいないと思います。
文旦やフルーツトマト、ゆずや土佐ジロー。まだまだあります。

全国シェアが高いのはナスやピーマンやみょうがで、加工に向かないのが難点ですが。。
「ピーマンジュース」や「ナスアイス」や「みょうがシャーベット」を買ってみたいでしょうか?
「生姜ヨーグルト」は売ってます(笑)

高知は食の宝庫ですが、まだまだPR不足です。ポテンシャルは新潟にも劣らないと思うのですが。
私も高知の農産物・農産加工品を紹介できればと思っています。


高知で他に気になるネーミングについてはまた別の機会に
触れたいです。

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